ロイヤルヴィラ東京武蔵野からのお知らせ
2016.09.02 敬老園ロイヤルヴィラ東京武蔵野「朗読の会」2016/09/03
東京都武蔵野市にございます介護付有料老人ホーム「敬老園ロイヤルヴィラ東京武蔵野」では、平成28年9月2日(金)午後2時より「朗読の会」を行いました。
夏目漱石生誕150年を記念して、漱石の作品を選びました。
今回は、大正三年11月末に学習院で行った講演の内容を上梓した『私の個人主義』を、2回に分けて朗読しました。
大正三年は第一次世界大戦が勃発し、日本も好景気に沸き、国家の機運が高まった時期でしたが、漱石はそのような時代背景の中でも「個人」を大切にするよう、相互に品格ある個人を尊重すればどのような争いも避けられると、若い学生に語り掛けています。
この漱石の文章は100年前に書かれたものですが、今でも説得力があり、ご参加の皆様に十分お楽しみいただきました。
ご参加の皆様は、最高齢が明治45年生まれの104歳の方から大正、昭和の一桁生まれの方が多く、読後のお話合いでも、戦中の女学校時代は軍事工場で働かされ、ほとんど授業もなく文学作品に触れる機会もなかったということでした。
皆様のご希望で、次回は「もう一度詠む、日本の古典文学」をお楽しみいただくこととなりました。
次回予告:9月26日(月)午前10:00~11:30
開催場所:1階リビングルーム