ロイヤルヴィラ東京武蔵野からのお知らせ
2016.11.11 敬老園ロイヤルヴィラ東京武蔵野「朗読の会~土佐日記~」2016/11/13
東京都武蔵野市にございます「敬老園ロイヤルヴィラ東京武蔵野」では、平成28年11月11日(金)午後2時より「朗読の会」を行いました。今回は、平安時代(西暦935年)に紀貫之によって書かれた『土佐日記』(岩波書店版)の中から3章を選び、本文と現代語訳及び鈴木知太郎著の解説書を読みました。
当時60代半ば、官人でもあり当代きっての文人でもあった紀貫之が、女性のふりをして仮名文字で著わした「男もすなる日記というものを女もしてみんとてすなり…」という書き出しは有名ですが、改めて読み直すと、土佐国司の任を終えて京に帰るまでの55日間の旅日記の随所に記した、多様な人の心の機微は、時代を超えて現代に通じるものがあります。
1時間半という短い時間でしたが、朗読会にご参加いただいた皆様には、十分お楽しみいただくことができました。
次回は、『古今和歌集』(岩波書店版)から、幾首か選び、また佐伯梅友著の解説書を朗読します。